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ミュシャ展に行きました(前編)

 今日は特別講演会があるということもあり、ミュシャ展に行きました(因みにこのサイトとても美しいです)。

 さすがに「日本での最大規模のミュシャ展」というだけあって私が見た事のない彼のパステル画、彼の若いときに描いた絵も見られたり、彼のデザインのアクセサリーも見ました。

 今までミュシャ展に何度も足を運んだという人も多分まだ見た事のない彼の作品が観られます。お薦めです。日本でのミュシャ人気は高いというのも勿論あるのですが、3月初頭にはもう入場者10万人を突破する見積もりだそうです。これは展覧会の評判の良さも大きくかかわっているということなのでしょう。見る価値大です(これでは繰り返しですね)。

 例によって彼の作品の一つチェコスロヴァキア切手もみました。何十回と見た切手なのですが今回展示されていたのは極めて状態の良いものでした。今まで自分がみたものの中で一番か二番くらいに状態が良かったです。これは私の持っているものですが、ミュシャのデザインの切手の一部が下に見えるのがそれです。

 さてこの切手アールヌーボー様式らしく、曲線的なデザインです。さらにプラハ城をモルダウ川(ヴルタヴァ川)の対岸から見たものです。いわゆるチェコスロヴァキアの代表的風景といって差し支えないでしょう。

 このチェコスロヴァキアの代表的風景、プラハ城の後ろに太陽が描かれています。日が昇っているかのようなところに配されていて、いかにもチェコスロヴァキア国家が誕生したとアピールしているような切手です。

 切手という面積が狭い中にこれだけのものを詰め込んでデザインするのは簡単な事ではなかったでしょう。ミュシャの情熱を感じます。ミュシャは実際この切手のデザイン、ノーギャラでしました。お陰様でなかなかにいいデザインだと思います。

 ところが、この切手デザインとしては確かに良いかも知れません。しかしながらこのデザインある観点で見ると、とんでもないエラーを犯しています。皆さん考えてみましょう。答えは明日出します。お楽しみにしていてください。ミュシャ展に行きました(前編)_a0011027_22213041.jpg
by zmrzlina | 2005-02-27 22:22 | チェコ美術
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