ここ一年ほど、植物に非常に惹かれています。植物園や花屋を見ることを無上の喜びとしています。
花を見ては喜んでいる、そんな感じです。小学生や中学生の頃は盆栽をしている人の気持ちを分からなかったものですが、今はそんな事はまったくありません。私もしてみたいと思っているくらいです(リピーターの方へ、ここら辺の感じ方の変化はやはり心境の変化とでもいうべきもので「ぺぴーくの部屋へようこそ」の頃にはなかった感じ方です) さてそんな大好きな植物なのですが、チェコ人にでも植物の名前を具体的に説明できればと思い、チェコ語での植物名を覚えだしているところです。色々な植物の名前を思い出しながらチェコ語ではなんというか調べているところです。 チェコ語は実に保守的な言語で、何かしらの新しいものが発明されてもそれをすぐに外来語として受け入れるのではなくチェコ語の表現にして、チェコ語にするという傾向があります。 日本語はどちらかというと方言に満ちていますし、(チェコはそんなに方言差が日本語ほど大きくありません)外来語をすぐ受け入れられる点チェコ語とは異なる部分であると思っています。 外来語をすぐ受け入れる傾向が強く、日本語に変化していくあたり融通が利くといえますでしょうし、外来語を受け入れすぎて外来語が氾濫しているという指摘もあるわけですね。 さて前置きが長くなりました。そんなチェコ語でもどうしても外来語として受け入れざるを得なかったのだなと感じさせられたのは、日本においては冬に咲く花の代表の一つ「サザンカ(山茶花)です。 植物の名称は便利なもので、「学名」というもの(これは必ずラテン語で表記されます)が与えられ、それらにもとづいてチェコ語では何と言いうか、日本語では何と言うか対応させます。 サザンカを例にとると日本語では 「ツバキ科サザンカ属」というのが正式な分類です。ツバキの一種ということが分かりますね。 学名は、つまりラテン語だと Camellia sasanqua です。Cameliaはツバキ科、sasanquaはサザンカ属を表します。 さてチェコ語ではなんというかですが、 さすがにチェコ語での植物の学術上の分類の仕方を知らないのまだ精密な表現方法を知りませんが "sasanka"です。 日本語のサザンカと大して変わりませんね。サザンカは日本原産の植物です。チェコに自生しているかは怪しいところです。日本語のサザンカがどういう経路をたどってチェコ語でsasankaと言われるようになったかは分かりません。 しかしながら発音の点ではほとんど差がない・・・。実に興味深いことです。この際に覚えてしまってもいいですね。サザンカを指さして、これはsasankaですよといったらチェコ人も驚いてくださることでしょう。
by zmrzlina
| 2005-06-13 00:04
| チェコ語
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