この表現!!

 チェコ語は一般的に文法、表現方法などなど、かなり保守的な言語であるとされています。
 今でも平気で、ものを呼びかけるときにしっかり語尾を変化させます(こういうのを格変化といいます)。

 これがいかに保守的かというと大まかにいって同じグループの言語に属する他のスラヴ言語のうちいくつかにはもうほとんどない文法事項となっていて、現代のロシア語にいたってはもう死滅しかかっている文法事項です。

 さて最近自分自身の関心(植物の学名)、チェコ語を進めていくと本当にラテン語にぶつかることがおおいということもあり、ラテン語の入門書を図書館から借りてみました。

 面白いもので、
male=悪く(英語では接頭辞にmalがつくと悪いという意味がつきます)
viator=旅行者 英語のvia,フランス語での航空便を意味するPar avinonなどでなんとなく想像できますね。
maximus=最大の、英語ではmaximumなどと今でも使われています。
schola=英語、school,チェコ語skola
littera=文字 これはもう実にさまざまなヨーロッパ言語で今でも生きていますね。おおかた「文学」という意味に変化して行った訳ですが。

今まで習ってきた言語の知識の源がここにあるわけですね。ラテン語はこの後にイタリア語と化していくわけです。

 閑話休題
 さて、そのラテン語のテキストを読んでいてどうしようもなく面白いと思った一節がありました。

 「Me bene habeo」=私は元気です
 これの直訳は
「私を良く持っています」です。
 
 チェコ語での「私は元気です」の表現は
「Mám se dobře」直訳すればラテン語に近く、
「私自身をよくもっている」です。

知っている限りの言語ではスロヴァキア語にちゃんとあたらなければならないという
事には留意しなければならないにせよ、他のスラヴ語の言語にもドイツ語にも、英語にも
こんな表現をして「元気です」表現するという事をきいたことありません。

 本当にラテン語の表現から来たのかどうかは厳密に調べる必要があります。
 それにしても2000年も前にあった、こんな変わった表現をいまだ持って受け
継いでいるとしたらそれこそチェコ語の保守性が垣間見られるということかもしれません。

 本当にこの表現方法を見たときには驚きました。
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by zmrzlina | 2005-06-21 21:35 | チェコ語
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